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【人見知り向け】初対面での雑談がつらい!会話がつづかないときにはコレで解決

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気心の知れた友人など、すでに関係性ができている人たちとのコミュニケーションであればいいのですが、初対面の人とのコミュニケーションを苦手としている人は少なくありません。しかしだからといって、それを避けて通ることはできないのが大人の世界です。仕事をしていれば、毎日知らない人と会うのが日課なようなものですからね。

 たとえば商談の場であれば、サービスや自社のことなど、ある程度決まったことを話せばよいのでレールが用意されているため、なんとなったりします。話題の枠組みが決まっているのでそれに合わせていくイメージです。もちろん臨機応変な対応をしなくてはいけませんが、話のネタに困るということはないでしょう。

 しかし商談前後の雑談ともなるとそうはいきません。最低限のマナーがあればなにを話してもいいわけなので、話すべき話題が見つからないと沈黙を招いてしまいます。話題の枠組みがなにもなく、枠組み探しから自力で行わなければならないのです。

 今回は、雑談でなにを話していいかわからないときの対処法をご紹介します。

あえて黙る

何を話せばいいかわからないときには、思い切って黙ってみてください。意図的になにも話さない。そうすると不思議なもので、相手方から声をかけてくれるんですよね。相手はきっと、沈黙の空気に耐えられなくなるのでしょう。こちらとしても多少のきまずさは感じますが、じっと我慢です。と言ってもなにも話すことがないから話しようがないんですけどね。笑

 ある意味、相手との我慢比べでもあるんですが、こちら側は声を発さないというルールを意識的に適用しているわけなので、「黙る」ということをあえて行っていることになります。

 相手は意図的に黙っているわけではないので、いつ話しを始めても自分で決めたルールを破ったことにはなりません。

 たいてい数十秒もたつと、相手方から話しかけてくれますから面白いですよ。はりつめた空気であればあるほど、有効です。

 と言うのも、これはお互いが気の知れた仲であれば使えないからです。沈黙の時間が長くても居心地が悪くない間柄の場合は、無限に沈黙が続きます。この場合はなんの問題もないですよね。

 話題に困ったときには、無理して天気の話なんかすることはありません。ネタがないなら黙ればいいんです。そうしたら、相手の方から勝手に話し始めてくれます。

 沈黙することは、雑談の場だけでなく交渉や喧嘩をしている場面でも使えます。私は交渉を進めるにあたってはまず黙って、相手の出方を見るようにしています。自分からは核心を突く話を始めることはほとんどありません。相手の出方によって、こちらの対応を変えることができるからです。

 最初に相手がどんな人間かを探っていきます。そのためにも重要な局面であればあるほど、一度黙ってみることが有効になるのです。

 人見知りで初対面の人との会話が苦手な人は特に、このテクニックが使えます。無理してしゃべらない。

会話を続ける方法

相手に話しかけてもらったら、その後は相手が自分にした質問を繰り返せば雑談として成立しやすくなることも覚えておいてください。

 「・・・・・・・・」

「・・・・・・・・」

「・・・・・・・・」

「・・・・・・・・」

「・・・・どちらのご出身なんですか?」

「宇宙日本世田谷です。」

「へぇ、宇宙日本世田谷なんですかー。とってもいいところですよねー」

「そうなんですよー。LONG SEASONっていうまったりできる純喫茶があって地元に帰るといっつも行ってますー」

「あ、知ってますよ。LONG SEASONですよね!ネットで見て気になってました!行ってみたいなぁ」

「ぜひぜひー!ところであなたはどちらのご出身なんですか?」

 とまぁ、こんな感じです。笑

実際にはLONG SEASONのくだりをもうちょっと膨らませますね。

聞かれた質問にさらりと答えたあとは、自分がされた質問をそのまま返してあげればOKです。

出身地を聞かれたら、相手にも出身地を聞き返す。こちらがネタを考えなくてもいいだけでなく、自然な会話へとつながっていきます。たったこれだけで雑談の突破口は開けていきます。

まとめ

初対面でうまく話せない→あえて黙って相手が話しだすのを待つ→相手が話したことを相手にも質問

話すネタが思いつかないなら相手に話をさせろ!戦略的な沈黙を恐れるな!

この意識をもつだけで、ちょっとした雑談は乗り切ることができます。